12月の日記

12月の日記
明日の私を〜気づかうことより〜あなたの未来を〜見つめてほしいの〜




1.12月31日(木曜日)  「LONG GENERATION」    55.71点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. ということで、2009年も終わり。
  毎年恒例ということで今年を振り返ってみます。
  諸事情により修習生活については多くを語れなかったというか、ほとんど何も書かなかったので、この機会に少しだけ。
  一番最初が検察庁。
  まだ修習生活にも慣れていないような段階で
 実際に犯罪の関係者の取調べをするということで最も厳しかったような気がします。
  指導担当も非常に熱心だったので、毎日怒られっぱなしだったし、
 とにかく自分の無力さが悔しくて如何ともし難いような日々でした。
  お金貰うのって大変だなと、単純ながら思いました。
  次が裁判所(民事)。
  この時期が1年間通じて一番勉強していました。
  辛くもあったけど、毎朝出勤簿に1番最初に押印をするのが非常に快感でした。
  裁判官室で1日中裁判官の方々とご一緒させていただいているうちに、
 裁判官かっこいいーと純粋に憧れを抱いたものの、恐れ多くてなってみたいとまでは思いませんでした。
  生まれ変わってまた試験に合格したらその時はなってみたいものです。
  次も裁判所(刑事)。
  この時期が1年間通じて最も楽しかったです。
  修習生活にも慣れてきたし、季節も快適に過ごせる時期だったし、
 地獄の卒業試験まではまだまだ時間があったし、よく飲みにも行ったし。
  この頃から、そろそろ今年もマラソンを本気で走ろうかと思い始め、ジョグを始めました。
  でも、健康維持が主目的だったし、それほど長い距離を走ることも、スピードを出そうと思ったこともなかったので、
 まさか、半年後に自己ベストを出せるようになるとは思っていませんでした。
  やっぱり、競技者の心はどこかに健在なのかもしれません。
  そして、弁護士事務所。
  いやー、この時期もっと真面目に勉強やっておけば良かった。
  完全に中だるみの時期でした。先生すいませんでした。
  唯一真面目にやっていたのは、ジョグくらいだな。
  あの暑い時期に遅いながらもちゃんと距離を稼いでおいたからこそ自己ベストが出たのだと思います。
  あとは、まあ色々あったけど、概括してしまえば、毎日和光市と自宅を自転車で往復(約22キロ)する日々でした。
  卒業試験の恐怖&薄氷の勝利については最近書いたばかりなので省略。
  ということで、今年も例年どおりよく学び、よく遊び、よく走った1年でした。


1.12月30日(水曜日)  「7%」    46.83点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 駒沢は本来なら優勝候補筆頭と言いたいところだけど、出雲と全日本の内容があまりにも良くないので、
 負け癖がついてしまっているのではないかが心配。
  5区に深津を配置できるということは、深津は万全と見ていいんでしょうね。
  去年の例があるからということで1区に星起用なんだろうけど、全日本の衝撃があるからちょっと不安ですね。
  1区さえ凌げれば、あとは優勝は別として安定して走りそう。
  となると、やっぱり東洋かなという結論になります。
  大砲柏原はダニエルと同等かそれ以上の破壊力があると思います。
  2区の大津で結構差を開けられるような気がしますが、よっぽどのことがないと5区で首位奪回でしょう。
  そうなると、復路は出雲や全日本のような全員安定走行で無難に逃げ切りそう。
  肝心の我らが大東文化大は、まあシード取れれば大成功だと思います。
  頼みの綱の5,6区が両方とも今年初挑戦なので、やっぱり苦しい。
  というかそこに行く前に終戦している可能性も無きにしもあらず。


1.12月29日(火曜日)  「存在するから信じるのではなく、信じるからこそ存在する」    48.06点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3.箱根駅伝のエントリー(仮)も出揃ったところで、毎年恒例の簡単な予想をば。
  優勝は・・・我らが大東大と言いたいところだけど、今年は難しいね。
  個人的に思うのですが、今年は例年に比べて一騎当千のスターも少ないし、全体的にもどこも弱い気がします。
  昔は一線級が10枚揃っていて、頭ひとつくらい傑出しているチームがあったような気がするのですが、
 今年は他を圧倒するようなチームは見当たりません。
  もちろん、正確なデータに基づいているわけではないので、これといった論拠はありませんが、
 何となくそんな気がするわけです。
  まあ、とはいえ優勝は東洋、駒沢、日大、早稲田のどこかだとは思います。
  母校の早稲田はやっぱりちょっと落ちるかな。
 他がよっぽどブレーキしてくれないと優勝は厳しいと思います。
 八木君の5区は怖すぎるし、復路がちょっと薄いかな。
  日大は、ダニエルの大砲が相変わらず強力であること、日本人もそこそこ力をつけてきていることに加えて
 何だかんだで2つの駅伝を制覇してきていることが精神的に大きい気がすることを合わせれば、
 優勝してもおかしくありません。
  でも、日大の選手が山を登れるイメージが皆無なので、
 ここで失速すると例年どおりシード権争いになっちゃうかな。
 まあ、まあそれはどのチームにもいえることだけど。


1.12月28日(月曜日)  「沙耶」    50.47点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 去年に引き続き、今年も特に何もしないドライブを敢行。
  朝10時立川集合。この時点で誰の車なのか書かなくても分かるよね。
  午後1時熱海到着。昼食。
  午後7時立川帰還。
  午前0時まで立川の居酒屋。
  結局14時間くらいほとんどノンストップで話しっぱなしでした。
  全く非生産的な一日でしたけど、
 目的意識から完全に解放されるような日が1年に何回かあるということはとても重要なことだと思います。
  まあ、運転手君は運転に神経を集中しなければならないので、解放感はあまり感じられないかもしれませんが(笑)
  来年開催されるか否かは中嶋(脱糞)の人事異動次第ですね。
  車とipodだけ置いて行ってくれれば
 鹿児島でもベトナムでもサイド7でも勝手に飛ばされてくれていいので、気楽に期待しています。


1.12月27日(日曜日)  「連帯保証人内覧」    52.60点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 箱根駅伝の特集番組を観ました。
  「俺達の箱根駅伝」の若干拡大バージョンのようで、見たことある映像ばかりだったような。
  相変わらず我らが大東大は全くの蚊帳の外。去年4位なのに。
  そして、なかなか我らが早稲田の特集がないと思って見ていたら・・・
  あんなもの見せられたら今年早稲田は優勝しないなんて言わないよ絶対。
  24歳で急逝って、あまりに不憫すぎる。まだまだこれからなのに。
  あざとい演出だとは思うけど、ああいうのに弱いのも事実。
  是非とも優勝して墓前に栄光の襷を供えてください。


1.12月26日(土曜日)  「脱糞@どうだ明るくなったろう」    54.14点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3.3,4か月掛けて東野圭吾の作品をほぼ全部読みました。
  先入観的に絶対読みたくないと思ったもの(「さまよう刃」等)は今後もおそらく読まないので、
 東野先生はとりあえず、卒業。
 お疲れ様でした。
  あれ、1月にまた新作が出るんだっけ。
  というわけで最終的な個人的ランキングを勝手に発表。
  (ベスト)
  1位 時生
  2位 容疑者Xの献身
  3位 宿命
  4位 放課後
  5位 鳥人計画
  6位 天空の蜂
  7位 白夜行(&幻夜)
  8位 卒業
  9位 分身
  10位 手紙
  (ワースト)
  1位 むかし僕が死んだ家
  2位 変身
  3位 ブルータスの心臓
  4位 回廊亭殺人事件
  5位 浪花少年探偵団


1.12月25日(金曜日)  「女の子 顔が良ければ 全てよし」    45.20点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「今度、引っ越しするんだ」
  「そうなんですか。何かお手伝いできることありませんか」
  「食事を作ってくれ、一生」
  早っ。


1.12月24日(木曜日)  「ピーターです」    47.36点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 「秘密」(東野圭吾著)
  母の精神が娘の肉体に宿るお話。
  正直、ラスト50ページあたりで娘の人格が復活する(ことになる)までは、
 何度も主人公に腹が立って本を叩きつけたくもなりました。
  ラスト3ページで秘密の全容が明かされると、最後まで読んで良かったと思いました。
  最初から何となくオチが分かっていて、殺人事件も起こらず、どうしようもない主人公が最後に大団円を迎える、
 という「時生」に似た個人的に好きな話の展開でした。
  この話も、携帯電話とかインターネットがある現代ではなかなか成立しにくい話ですね。
  人生はバランスで、何かを勝ち得て何かを失っていく
 と、いみじくも小室哲哉氏の歌詞にありました。(wow wow tonight)
  何も失わずに良い思いばかりしようなんて都合良すぎるんだよね。
  私はこのHPを始めてから数えても、随分と遠くまで歩き続けてきました。
 数多の喜怒哀楽、紆余曲折を経て得てきたものは数知れずあることと思います。
  では、その代わりに一体私は何を失ってきたのでしょうかねえ。


1.12月23日(水曜日)  「冥土にジョーカー」    49.86点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 草食系男子って、個人的には結構侮辱的な言葉だと思います。
  少なくとも、言われて嬉しいと思うことは微塵もありません。
  この腑抜けた風潮がとても嫌です。
 あえて言おう、カスで(以下省略)。


1.12月22日(火曜日)  「12億」    51.43点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 引っ越しの準備をしています。
  その関係で荷物を整理しているわけですが、色々押入れの奥からは数年ぶり、
 古いもので言えば10年以上ぶりに陽の目を見るような懐かしの品々が出てきます。
  結構多いのが、小学校から大学院までのテストの結果や答案。
  都合良く好成績のものだけ保存しておけばいいのに、悪かったものもしっかりと残っていました。
  時系列に沿って、それらを見ていくと、やっぱり学年が進むにつれて成績が伸びて行っているんですね。
  中学1,2年の頃なんて、答案の細部を読まなくとも字を見ただけで頭の悪さが滲み出ています。
 結果は推して知るべし。
 先生もさぞかし困っただろうな。
  なぜ成績が伸びていったかは、このままじゃ本当に親に見放されるという焦燥があったことと、
 逆説的かもしれませんが、部活でしっかりと運動をするようになったことが原因だと思います。
  急がば回るな、というのは天才石川遼のブログのタイトルらしいですけど、
 天才には遠く及ばない私は急がば回れということで、勉強の成績を向上させたければ、
 しっかり運動するのが良いと思います。
  運動を理由に勉強が疎かになる人は、運動やめても勉強しないでしょうし、
 しても高い集中力を維持することはできないと思います。


1.12月21日(月曜日)  「勝手にしやがれ」    53.79点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. M−1グランプリ。
  今回の結果は個人的には妥当すぎるくらい妥当なものだったと思います。
  笑い飯やっと優勝できるかと思いきや、最終決戦で下ネタはないでしょう。
  ノンスタイルは、悪くないけど何となく薄く広く力負けしたという感じかな。
  パンクブーブーって名前は聞いたことあっても、ネタを見るのは初めてでした。
  あまり漫才に詳しいわけではないけど、王道路線の感じでとても面白かったです。
  何か、あの二人オリエンタルラジオと外見似ていませんかね。
  中田藤森を両方失礼ながら若干ブサイクにした感じがしてなりません。
  声の路線もツッコミの感じもちょっと似ていた気がします。
  個人的にはオリラジ好きなので、そろそろ大変でしょうが決勝くらいには出てほしいです。
  それにしても笑い飯の1回戦の100点はちょっと何言ってるのか分からないな。(サンドウィッチマン風)
  「鳥人」も面白かったけど「奈良歴史民俗博物館」の方が圧倒的に面白かったと思います。
  あと、ナイツも決勝に出てほしかったけど、ネタ順に泣かされたのかな。
  毎度のことだけど、ネタ順は改良の余地が大いにあると思います。
  最も不利なトップバッターは1度負けている敗者復活組がやるべきだし、
 残りの順番は、準決勝の上位者から選ばせるべきだと思います。


1.12月20日(日曜日)  「わんぱく工事現場」    55.06点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 全国高校駅伝。
  8年ぶりに母校が都大路に帰ってきました。
  結果は58チーム中43位。まあ、こんなもんなのだろうね。
  14分台ランナーが7人いるにしては、ちょっと遅かったかなとも思いますし、
 残念といえば残念な結果ですが、各選手の区間順位はだいたい皆さん同じようなものだったから、
 持てる実力は出し切ったんじゃないかなと思いますし、
 私が高校1年で応援に行ったときはビリから2番目だったので、あのときに比べれば衝撃的な結果ではないです。
  母校のように8年も遠ざかってしまう学校は、実質初出場のようなものであるからどうもうまく走り切れない一方で、
 毎年出場している強い学校は都大路の走り方を熟知していてそれを伝統として後輩に伝えていくから
 底力を十全に発揮できて強いのだと思います。
  予選会や地区大会で西脇工業に連勝した須磨学園が本戦で負けてしまったのも、
 やはり全国大会初出場という要素があったからだと思います。
  母校も今年は都大路への帰還の挨拶程度。
  この経験を糧に大きく飛躍を遂げてくれるであろう来年が勝負。
  また来年もっと良い順位で都大路を走る姿を見せてほしいものです。


1.12月19日(土曜日)  「罪深いですよ」    52.16点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 事業仕分け。
  まあ、予算が削減されると分かって「どうぞうちは今まで予算を余分にいただいていたので削減に同意いたします」
 なんて述べる人は一人もいないわけで、百花繚乱の反発が生じることは明らかなことでした。
  皆さん、仕分け委員の削減や廃止決定に対してもっともらしいことをおっしゃっているけど、
 要約すれば「税金の無駄遣いは許さない。総支出を削減すること自体には同意するけど、うち以外のところから削減してくれ」
 というだけのことです。
  おそらく、仕分け委員の決定どおりそのままに予算編成がなされることはありません。
 本当にそんなことしたら議員さんに何の旨みもなくなってしまうし、予算の決定過程が根底から覆ってしまいます。
  事業仕分けの最大の意義は、お前らあんまり舐めた真似すると予算減らすぞ、
 と威嚇して、恐怖を味わわせておいてから、今まで以上にありがたく国民からの浄財を受け取らせ、
 さらに民主党政権に対する恩義を感じさせるところにあるのだと思います。
  食えないね、友愛首相。


1.12月18日(金曜日)  「法人化」    45.85点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 最近、ジョグをさぼりがちです。
  時間がないわけではないないのですが、どうもやる気が起きません。
  河口湖マラソンが終わって、次の大きな目標がなくなってしまったことが最大の原因だと思います。
  次のマラソンはどうしようか。
 3時間切るという目標はあるものの、もう河口湖マラソンはいいかな。
  いまいちペースが最後まで上がらなかったのはもちろん練習不足もあるけど
 朝7時半にスタートするレース自体にも問題があるんじゃないのかなと思うわけです。
  どう考えても選手に自己ベストを出して欲しいからという理由で午前7時半をスタート時刻にしているとは思えません。
  というわけで、次回はマラソンに出るにしても、もう少し記録を望めそうなレースに出ようと思います。
 もちろん、出るからには3時間を切れるような練習を積んでいくことが前提になるわけですが。
  まあ、これから先マラソン以上に情熱を傾ける趣味が増えるとはあまり思えないので、
 結局いつものように走り始めているのでしょうが。


1.12月17日(木曜日)  「戻れぬこの道を」    40.29点!

2.昨日の練習・・・・REST

3.


1.12月16日(水曜日)  「修了」    42.16点!

2.昨日の練習・・・・JOG×9キロ(45分)

3.「初心、忘るべからず」(世阿弥元清「花鏡」)
  誰でも知っている言葉ですが、なぜこの言葉が何百年の時を越えて今なお金言として重みを持っているかといえば、
 当たり前のことですが、人間誰も皆基本的に初心を忘れてしまうものだからです。
  大学の合格発表、大学院の合格発表、司法試験の合格発表、卒業試験の合格発表、
 毎回前日の夜は緊張と不安のあまりほとんど一睡もできませんでした。
  そして、いざ自分の合否を確かめるときなど、現実と直面する恐怖は最高潮に達し、
 全身を絶えず不思議な震えが駆け巡っていたものでした。

  結果的に、私は法曹になるための数多の関門を突破してきました。
  関門を突破したとき、これまた毎回ほっと胸を撫で下ろし安堵すると同時に、
 発表前の恐怖に怯えていた自分を決して忘れてはいけない、
 スタート地点に立つ前の心境こそが初心なのだということを強く胸の内に刻みつけておこうと思ったものでした。

  大学院、司法試験、卒業試験の合格発表の直後、私はいつもウエイトトレーニングをしました。それもかなり激しく。
  手荒い祝福をすることで浮かれる精神を戒めると同時に、肉体に初心を刻みつけておこうと考えてのことです。
  しかし、人間は忘却の生き物でもあります。
  ウエイトの筋肉痛ほど早期にではありませんが、
 悲しいことにあれほど忘れてはならないと誓っていた初心も気がついたら砂時計が落ちるように、
 さらさらとゆっくりと確実に消え去っていきます。
  大学の授業に出なくなったり、大学院をもう辞めたいと思うようになったり、修習生活が早く終わらないかな、
 なんて考えるようになったり。
  気がつかないうちに、合格発表前夜の自分に顔向けできないようなことを平気で思っている自分がいます。

  今回の試験結果発表も3週間くらい本当に恐怖で眠れない日々が続きました。
  あの日々を忘れてはならないとは思います。
  でも、きっとそんな恐怖も日々の生活に忙殺される中でいつの日か忘却の彼方へと旅立ってしまうことでしょう。

  でも、心配は無用。一難去って、また一難といいます。
  私はまた新しいいばらの道を進み、新しい初心と出会うことでしょう。
  一つの恐怖を乗り越え、新しい茨の道の第一歩を踏み出すこと、それを卒業というのかもしれません。

 最後に、ランボーの詩を一つ。

  「しかし、今はまだ前夜だ。
  流れいるすべての生と愛を受け入れよう。
  黎明と共に僕たちは、
 燃え上がる忍耐で武装して
 輝く街々へ入っていくだろう」
 (アルチュール・ランボー「地獄の一季節」より)

  すーぱーそにっく第1章(早稲田編)第2章(一橋編)と来て第3章修習生編、終了!!


1.12月15日(火曜日)  「天空の証明」    35.74点!

2.昨日の練習・・・・REST

3.先月の最終決戦の結果発表がありました。
  私の受験番号はどこを探してもありませんでした。

 以下は、あくまで結果論です。何とでも書けるものです。
  正直、試験終了時(11月26日)にはこれはだめだと思いました。
  想像以上に敵は強く、全科目全然できた手応え感触がなかったし、
 他の誰に聞いてもしないであろう重大な失策を犯してしまったこともあって、不合格をほぼ確信していました。
  この合格率95%の試験に落ちることがどれだけの破滅的な意味を持つかは重々承知していました。
 それでも、魔が差したというか、何かに憑かれたかのように筆は明後日の方向へ一直線でした。
  毎晩、なぜあんな変な答案を書いてしまったのかと自分を責めました。
  これから先の暗い未来を何万回も何万通りも描きました。
  不安で不安で眠れぬ夜をいくつも通り過ぎてきました。
  河口湖マラソンも、奥多摩駅伝も、ディズニーランドも、たくさんのお笑い芸人も、AV女優も、
 その時私の心に充満していた悲しみを完全に消し去ることはできませんでした。
  ずっと日記を更新しなかったのもそれだけ落ち込んでいたことの証でした。

  そんなある日、この1年間で、自分が書いてきた起案(答案)を整理して、もう一度、読んでみました。
  それがまた酷いのなんのって。
 お前本当に司法試験合格してきたのかよと疑いたくなるようなレベル。
  その時、同時に思い出しました。
  そんなレベルの私の答案でも、(卒業)試験には全然落ちないよと教官が言ってくれたことを。
  そして、改めて今回の答案を思い出してみると、なかなかどうして今まで書いてきたものに比べれば、
 全然マシだろうし、確実に進歩の跡を答案に刻むことはできたかなと思えるようになりました。
  その時、ああ、今回も大丈夫だろうと、今度は今までとは逆の確信を抱くようになりました。
  そうだよ、最初からお前は優等生じゃないんだから、今回だけ完璧にできるわけがないんだよ。
 自惚れるな。
 ただ、アホなりに弛まざる努力で自らを鍛え抜いてきたことは誰よりも自分が知っている。
 だからきっと大丈夫・・・。
  結局のところ自分が今まで積み重ねてきた努力を信じるしかないということです。
 それが自信というものであり、自ら信じる道を行くのが人生というものです。
  今さら当たり前のことかもしれませんが、永遠の真理とはそういうものだと思います。
  頑張ったよ、自分。お疲れ様。

  さあ、明日はいよいよすーぱーそにっく第3章修習生編、涙のグランドフィナーレ!!

 ・・・念のために言っておくと、この試験の発表は不合格者の番号が掲示される形式ですので(笑)


1.12月14日(月曜日)  「有楽町1周」    25.83点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「新参者」(東野圭吾著)
  現時点での加賀恭一郎シリーズ及び東野作品の最新作。
  殺人事件はありますけど、どちらかといえばそれは副次的なもので、日本橋の風情の描写がメインなのかな。
  最近、「変身」や「ブルータスの心臓」等のどうにも救いようのない話ばかり読んでいたので、
 久しぶりに心温まる話を読むことができて良かったです。
  人形町とか小伝馬町とか、昔よく行ったな。アイエムで。社長元気かな。
  どことなく江戸時代風の情緒を感じさせてくれる街だった気がします。
  これから東野先生はこういう作風を歩んでいくのかな。
  個人的にはその方がありがたいです。
 毎回何人も惨殺される話は胃に悪いです。


1.12月13日(日曜日)  「ファストパス幹事長」    20.69点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 6年ぶりのディズニーランド。
  前回行ったのが2003年(大学3年)、前々回が1997年(中学3年)ということで、
 どうやら6年周期で行くことになっているようです。
  スペースマウンテンって、あんなに真っ暗だったっけ。
  もっと鉄骨がむき出しで次の進路が丸見えじゃなかったっけ。
  ただ視力が落ちただけかな。
  あと、スプラッシュマウンテンって、あんなに水浸しになるものだっけ。
  一番前に座ったからかな。
  それにしても、盗撮された写真によれば、あんなに分かりやすく絶叫しているんですね、自分。
  作った人も、あの写真を見ればきっと作ってよかったと思ってくれることでしょう。


1.12月12日(土曜日)  「自分磨き」    11.32点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「天使の耳」(東野圭吾著)
  交通事故をテーマとする短編集。
  若葉マークの車に対して車間距離詰めて煽るのって、嫌がらせどころの騒ぎじゃないよね。
  色々交通マナーについて思うところはあるけど、あれだけはどうも許せない。
  そして、前々から何度も言っているけど、
 制限速度が最高100キロの我が国で200キロ出せる車を開発する自動車メーカーも、
 そんな車で国道を走ることを許可する行政も心底許せない。


1.12月11日(金曜日)  「かわいけりゃ 誰でもいいから つれてこい」    13.19点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「手紙」(東野圭吾著)
  強盗殺人犯の弟が数々の差別に直面していき、犯罪とは、贖罪とは、差別とは、を問うお話。
  登場人物の中で、結構重要な役割を担っている「平野社長」のセリフは
 きっとそのまま著者本人の考えを代弁しているのでしょう。
  誰でも、自分の愛娘をよりによって犯罪者の弟に遣りたいとは思いませんよね。
  頭では犯罪者とその弟が別人であることや、弟に何らの罪がないことは分かっていても、
 それでも感情的に割り切れるものではありません。
  古い言い方で言えば、罪は九族にまで及ぶわけです。
  犯罪は割に合わないよ。どう考えても。


1.12月10日(木曜日)  「AS SOON AS」    15.08点!

2.昨日の練習・・・・JOG×11キロ(55分)

3. 「しのぶセンセにサヨナラ」(東野圭吾著)
  「浪花少年探偵団」の続編。
  好きではないのは分かっているけど、読まないというわけにはいかない困った性分な私。
 困難から逃げない性格ということにしておいてください。
  読んでみて、やっぱり前作と同じ感じなので好きじゃありませんでした。
  全然関係ないけど、関西の人って、ほとんど全員が阪神ファンというわけじゃなくて、意外に巨人ファンも多いんだね。
 少年時代はきっと公言しづらかったことでしょう。


1.12月9日(水曜日)  「OH 火曜日」    17.66点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「幻夜」(東野圭吾著)
  「白夜行」の続編(だと思う)。
  登場人物の名前は変わっているけど、作品中に散りばめられている事実を総合すると、美冬=雪穂でしょう。
  「白夜行」では、悪逆の限りを尽くしていく亮司&雪穂との接点が伏せられていたけど、
 こちらでは、新たな悪逆のパートナーである主人公雅也とのやり取りが明らかで話の流れが分かりやすかったです。
  それでも、最後の後味の悪さや、後手後手を踏む警察の不思議な無能さは相変わらず健在。


1.12月8日(火曜日)  「最終局面」    19.26点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「変身」(東野圭吾著)
  強盗の加害者の脳を移植され、人格が崩壊していく青年のお話。
  いや、本当に救いのない話。扱っているテーマは最先端で壮大なものであり、
 人の死を画する境界を問う立派なものであるとは思いますが、
 それでも、話の展開の暗黒さはどうにもなりません。
  仮に、自分が主人公のように頭を銃で撃たれ、その加害者の脳を移植すれば生存できると言われても、果たして移植を望むか。
 それが脳ではなく臓器だったら。
  脳は人体を形成するパーツとして特別なものなのか、議論する場面がありましたけど、やっぱり特別だと思います。
 そこはやっぱり臓器とは違う。
  自分の記憶を司る部分が改変されてしまえば、もうそれは自分ではないよ。
  かといって、死んでもいいのかと言われれば、まだ死にたくはないな。
  難しい。


1.12月7日(月曜日)  「今?冬休みですけど」    21.39点!

2.昨日の練習・・・・奥多摩駅伝4区(6,3km) 24分35秒

3. 「片想い」(東野圭吾著)
  性別の意義を問うお話。
  この本を読んだ時、今夏の世界陸上の女子800Mでぶっちぎりで優勝した選手の性別問題が頭を過ぎりました。
  男と女の境界線って、厳密に考えれば結構怪しいものだったりするようです。
  性同一性障害の問題もありますし、何事も一刀両断で2通りに分けようとすること自体がナンセンスなのかもしれません。
  でも、自分が愛した人が実は男性だったなんて事になったら、やっぱり色々考えてしまいます。
  性別って何であるんだろうね。
 単なる統治政策上の都合というだけじゃあ味気ないな。


1.12月6日(日曜日)  「誰もイケメンになってない」    23.94点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 5年ぶりの奥多摩駅伝。
  河口湖マラソンの傷が癒えないからということを口実に4区以外は走りたくないと駄々をこね、4区をゲット。
  下り基調だし、何よりも全区間の中で一番距離が短い。つまり一番楽。
  フルマラソンに比べれば6キロなんてあっという間でした。
  2,3人に抜かれましたけど、10人くらい抜いて気持ち良かったです。
  かつては横浜市選手権の男子マイル優勝をかけてバトンを繋いだ私と皇帝が奥多摩駅伝で襷を繋ぐ日が来るとは。


1.12月5日(土曜日)  「柱の成長跡」    16.85点!

2.昨日の練習・・・・JOG×2キロ(10分)

3. 「浪花少年探偵団」(東野圭吾著)
  大阪の新人女性教師が殺人事件の解決を目指して奮闘するお話。
  正直、好きではないです。東野作品では下から数えた方が早いかな。
  殺人事件の捜査を一般人の推理によって解決するという手法がどうも好きじゃないです。
 それを言ったら探偵ものなんて成立しないというのは十二分に知っているのですが、
 検察庁に一時身を置いたことがあることもあって、どうしても許せません。
 警察はそこまで無能ではないはずですし、民間人が勝手に捜査のようなことをするのを傍観しているはずもありません。
  あと、実際はあんなに露骨ではないのでしょうが、関西色が前面に出すぎていることにも抵抗があります。
  とか何とか文句言いつつ、続編も読んでしまっているのですが。


1.12月4日(金曜日)  「夢見台」    18.37点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「虹を操る少年」(東野圭吾著)
  ガンダム風に簡単に言えばニュータイプVSオールドタイプのお話。
  世の中には旧体制を維持させることに命を掛けている人もたくさんいるわけです。
 創造性だの個性だの声高に叫ばれる昨今ではありますが、
 そんなもの本気で発揮してほしいと願っている人ばかりではありません。
  個人的に、自分は自分で会って他人ではないという時点で、多分に自分は創造的、個性的もあると思いますけどね。
  誰も、あなたを本気で他の人と間違えたりしませんて。それで十分。


1.12月3日(木曜日)  「地獄への階段」    20.93点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「レイクサイド」(東野圭吾著)
  中学受験を控えた子供の大きな過ちを親たちが必死に隠ぺいするお話。
  関心を持ったのは、トリックでも登場人物でもなく、中学受験の意義について。
  中学受験の本質は半分以上代理戦争だと思います。ほとんど親の戦いです。
  10歳かそこらで塾に通って難関中学合格を目指そうと子どもの方から自発的に言いだすことはまずないでしょう。
  本音を言えば放課後は校庭でサッカーをしたり、家でゲームしていたいものだと思います。
  そんな子供の首根っこ掴んでお前のためだと言って諭して無理やり受験勉強させるわけです。時には餌をちらつかせて。
  個人的に、中学受験はした方がいいと思いますし、今でも中学受験を半強制してくれた親に感謝しています。
 中学受験を通じて学んだことは、筆舌に尽くしがたいくらい大きいです。
  それに、遅かれ早かれ受験と闘わなければならないわけですから、先手必勝。


1.12月2日(水曜日)  「朝から少年ジャンプ」    22.40点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「同級生」(東野圭吾著)
  作者がどれだけ学校の教師を嫌悪しているかが激しく伝わってくるお話。
  生徒と教師との微妙な関係やら、少年から青年へと脱皮していく時期特有の葛藤も描けているとは思いますけど、
 舞台となる学校が県内有数の名門校というのはどうにも理解しがたいです。
 どう考えてもその学校に入学できるほどの優れた頭脳の持ち主だとは思えません。
  まあ、それはいいとして、高校時代の先生たちを振り返ってみると、特に大嫌いになるような先生はいなかったな。
  どうせ、高校卒業したら生涯交わることはないわけだから、
 そんなところで神経すり減らしても時間の無駄だということもあるし。
  ただ、進学校を標榜するわりに、進学クラスの先生たちの出身校は大したことないのは問題でしょう。
 悪いけど、あの人たちの語る受験理論については、ちっとも説得力ありませんでした。
  それでも、総体的には素晴らしい学校だったとは思います。
  原則として成功は自分の手で掴むものであって、他人に過剰な期待をするものではありません。


1.12月1日(火曜日)  「鏡の中で」    24.63点!

2.昨日の練習・・・・REST

3. 「流星の絆」(東野圭吾著)
  父親を殺された3兄弟が幾多の困難を乗り越え真犯人を突き止めていくお話。
  途中、知的犯罪で巧妙に金を巻き上げていく流れが「白夜行」と似ていて食傷気味だったけど、
 そこから怒涛の終幕への急展開は個人的には好きです。
  最後も、良かったと思います。
 犯罪者を兄弟に持つ人と結婚させることにもっと抵抗があるんじゃないのか、ということは「手紙」でのお話ですね。
  ギャンブル→借金→犯罪→非業の死、なんてことは誰にでも分かりそうなものですが、
 なぜ今日も煌々と怪しいネオンが輝くあの建物に人は入っていくのでしょう。
  まあ、ギャンブル的要素のない人生の選択肢なんてものはないのかもしれませんが。